世界的トップアーティストたちによるロック夢の競演 !【通販限定DVDセット】ロックの殿堂

エルトン・ジョン キャプテン・ファンタスティック [エルトン・ジョン]

今回紹介するのは、エルトン・ジョンの「キャプテン・ファンタスティック」
"Captain Fantastic & the Brown Dirt Cowboy"(1975年)です。

収録曲

全曲作詞 バーニー・トーピン
全曲作曲 エルトン・ジョン

アルバムA面
1・キャプテン・ファンタスティックとブラウン・ダート・カウボーイ
Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy
2・バベルの塔 Tower of Babel
3・苦しみの指先 Bitter Fingers
4・汽笛が鳴ったらおしえて Tell Me When the Whistle Blows
5・僕を救ったプリマドンナ Someone Saved My Life Tonight

アルバムB面
6・ミール・チケット Gotta Get A Meal Ticket
7・僕に迫る自殺の誘惑 Better Off Dead
8・ライティング(歓びの歌をつくる時) Writting
9・幼き恋の日々 We All Fall in Love Sometimes
10・ベールの中の遠い想い出 - Curtains

エルトン・ジョンは、1972年のアルバム「ホンキー・シャトー」で、初めての全米1位を獲得して以来、
1975年の「ロック・オブ・ザ・ウェスティーズ」まで、
7枚のアルバムを連続で全米1位獲得という偉業を達成しています。

まさにその絶頂期の真っただ中の1枚が
今回紹介する「キャプテン・ファンタスティック」
(Captain Fantastic & the Brown Dirt Cowboy)です。

ビルボードで初登場1位になった史上初めてのアルバムとなったのが、
実は「キャプテン・ファンタスティック」なんです。

ちなみに作詞家バーニー・トーピンは、
この作品をエルトン・ジョンとのコンビの最高傑作だと語っているとのこと。

「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」同様に
どの曲をシングルカットしても良いほどの名曲揃いの傑作アルバムです。

タイトルになっているCaptain Fantasticは、エルトン・ジョン、
Brown Dirt Cowboyはバーニー・トーピンのことを示していて、
そのコンビの自叙伝的なアルバムとなっています。

アルバムジャケットは、まさにエルトン・ジョンのアーティストとしての特色を示した傑作デザインで、
彼の数多くアルバムの中で、これを超えるデザインのアルバムはないでしょう。
歴代のロックアルバムの中でも屈指のデザインだと思います。

このアルバムのイメージというか魅力を一言で示すなら、それは「ノスタルジー」だと思います。

少年時代からいろんなことがあって、
たくさんの想い出があり、楽しいこともつらいこともあったけど、
何とかそれを乗り越えて夢を実現した。
エルトン・ジョンとバーニー・トーピンコンビのサクセスストーリー的アルバムです。

アルバムのトータルイメージを簡単にまとめるとそんな感じです。

オープニングは、アルバムのタイトルと同名の曲です。

キャプテン・ファンタスティック=エルトン・ジョン及び
ブラウン・ダート・カウボーイ=バーニー・トーピンが、
どのような少年時代を過ごしてきたかをイメージさせてくれるバラードの名曲です。
二人の少年時代が対照的なものであったことが歌詞から想像出来る曲となっています。

レコード盤でA面のラストを飾っていたのが、バラードの名曲「僕を救ったプリマドンナ」です。
一説によると、音楽を辞める寸前でおちこんでいたエルトン・ジョンを引き止めた知人と
一緒にお酒を飲んだ夜のことをイメージに書かれた曲とのこと。

アルバムの最後をしめくくる「幼き恋の日々」~「ベールの中の遠い想い出」は、
メドレー形式になっています。

「幼き恋の日々」は、「スカイライン・ピジョン」を製作した当時のことが書かれているのこと。
「ベールの中の遠い想い出」は、感動的なエンディングの曲です。

これを読んでいただいたことを機にして、
ぜひ、エルトン・ジョンの自叙伝的アルバム「キャプテン・ファンタスティック」を聞いてみてください。



尚、本作の続編アルバムと言える「キャプテン・アンド・ザ・キッド」が2006年にリリースされました。
それについては別の機会に触れたいと思います。

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プロコル・ハルム 青い影 [60年代ロックの名曲]

プロコル・ハルムのデビュー曲にして代表作
「青い影」"A Whiter Shade of Pale"を紹介します。

ロック史上に燦然と輝くバラードの名曲です。

1967年5月に発売され、
イギリスのヒット・チャートで6週連続1位、アメリカでは5位にランクイン。
世界的な大ヒット曲となりました。

日本では、ディスコのチークタイムの定番曲として有名です。

数多くのアーティストがカバーしており、最近の日本では、
松任谷由実が「日本の恋と、ユーミンと。」(2012年発売)に収録。

なんと演奏にプロコル・ハルムが参加しています!
その録音風景の映像をみたことがありますが、
ユーミンがとても感激している様子でした。

アンジェラ・アキもカバーしていますね。

海外のアーティストでは、
ジョー・コッカーやサラ・ブライトマンがカバーしています。

原題は"A Whiter Shade of Pale"で、
正確には「青い影」ではなく、「白に近い色調」が正しいようです。

たぶん、覚えやすいタイトルとして「青い影」にしたんでしょうね。

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ピンクフロイド アニマルズ [ピンクフロイド]

今回紹介するのは、
ピンクフロイドの「アニマルズ」“Animals”(1977年)です。

収録曲

1・翼を持った豚(パート1) Pigs On The Wing 1
2・ドッグ Dogs (Gilmour, Waters)
3・ピッグス(三種類のタイプ) Pigs (Three Different Ones)
4・シープ Sheep
5・翼を持った豚(パート2) Pigs On The Wing 2

ピンクフロイドの「アニマルズ」は、人間を3つの動物「豚」「犬」「羊」に喩え、
社会への痛烈な批判のメッセージを込めたコンセプトアルバムです。

前作「Wish You Were Here(炎)」とは違った印象のアルバムとなりました。

「豚」は資本家、
「犬」はエリート・ビジネスマン、
「羊」は平凡な労働者に喩えられています。

個人的な感想ですが、
特に「豚」=資本家に対する批判を強く感じます。
詞の中で、豚小屋の中でエサ箱に首を突っ込んでゴソゴソしている、と表現をしています。

「犬」=エリート・ビジネスマン(インテリ層)には、
そんなに懸命に働いてどんな意義があるのか、考え直そう、
というようなメッセージを感じます。

「羊」=平凡な労働者に対しては、
現状を直視して立ち上がれ、というような激励のメッセージを感じます。

もちろん、聴く人によって、
ピンクフロイドが3つの動物に比喩したメッセージの意図を
まったく違ったものとして捉える人もいるでしょう。

ピンクフロイドが人間を動物に喩えて表現しようとした「何か」に正解はないと思います。
聞く人それぞれの中に答えがあるような気がします。

アルバムジャケットは「空を飛ぶ豚」。
このアルバム全体のイメージ、雰囲気を象徴しているアルバムジャケットとして秀逸な作品です。

初めてこのアルバムを聴いた時は、地味な印象で、特に良いとは感じませんでした。
傑作「狂気」のイメージがあまりにも強烈だったからだと思います。

でも、聴けば聴くほど心の中に染み込んでくるアルバムなんですね~。
今ではピンクフロイドの中で、最もよく聴くアルバムになりました。

自分の中では、噛めば噛むほど味わいのある「するめ」のような、
聴けば聴くほど良さがわかっていくるアルバムだと思っています。

ピンク・フロイド/アニマルズ 【CD】
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