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ピンクフロイド アニマルズ [ピンクフロイド]

今回紹介するのは、
ピンクフロイドの「アニマルズ」“Animals”(1977年)です。

収録曲

1・翼を持った豚(パート1) Pigs On The Wing 1
2・ドッグ Dogs (Gilmour, Waters)
3・ピッグス(三種類のタイプ) Pigs (Three Different Ones)
4・シープ Sheep
5・翼を持った豚(パート2) Pigs On The Wing 2

ピンクフロイドの「アニマルズ」は、人間を3つの動物「豚」「犬」「羊」に喩え、
社会への痛烈な批判のメッセージを込めたコンセプトアルバムです。

前作「Wish You Were Here(炎)」とは違った印象のアルバムとなりました。

「豚」は資本家、
「犬」はエリート・ビジネスマン、
「羊」は平凡な労働者に喩えられています。

個人的な感想ですが、
特に「豚」=資本家に対する批判を強く感じます。
詞の中で、豚小屋の中でエサ箱に首を突っ込んでゴソゴソしている、と表現をしています。

「犬」=エリート・ビジネスマン(インテリ層)には、
そんなに懸命に働いてどんな意義があるのか、考え直そう、
というようなメッセージを感じます。

「羊」=平凡な労働者に対しては、
現状を直視して立ち上がれ、というような激励のメッセージを感じます。

もちろん、聴く人によって、
ピンクフロイドが3つの動物に比喩したメッセージの意図を
まったく違ったものとして捉える人もいるでしょう。

ピンクフロイドが人間を動物に喩えて表現しようとした「何か」に正解はないと思います。
聞く人それぞれの中に答えがあるような気がします。

アルバムジャケットは「空を飛ぶ豚」。
このアルバム全体のイメージ、雰囲気を象徴しているアルバムジャケットとして秀逸な作品です。

初めてこのアルバムを聴いた時は、地味な印象で、特に良いとは感じませんでした。
傑作「狂気」のイメージがあまりにも強烈だったからだと思います。

でも、聴けば聴くほど心の中に染み込んでくるアルバムなんですね~。
今ではピンクフロイドの中で、最もよく聴くアルバムになりました。

自分の中では、噛めば噛むほど味わいのある「するめ」のような、
聴けば聴くほど良さがわかっていくるアルバムだと思っています。

ピンク・フロイド/アニマルズ 【CD】
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ピンクフロイド 狂気 [ピンクフロイド]

今回紹介するのは、
ピンクフロイドの「狂気」(The Dark Side Of The Moon)(1973年)です。

Pink Floyd "The Dark Side Of The Moon"収録曲

1.スピーク・トゥ・ミー - Speak To Me 
2.生命の息吹 - Breathe 
3.走り回って - On The Run 
4.タイム〜ブリーズ(リプライズ) - Time〜Breathe (Reprise) 
5.虚空のスキャット - The Great Gig In The Sky (Wright)
6.マネー - Money 
7.アス・アンド・ゼム - Us And Them 
8.望みの色を - Any Colour You Like 
9.狂人は心に - Brain Damage
10.日食 - Eclipse 

ピンクフロイドというバンドは、
自分にとって音楽の中の1概念になっています。
他のロックバンドとは、まったく違う位置に存在しているバンドです。

たとえば、ビートルズでは、
ジョンとポールの2人がまず映像としてイメージが浮かびます。
そして、4人そろっての演奏の映像も浮かんできます。

同様にローリングストーンズでは、
ミック・ジャガーとキース・リチャーズの2人のイメージが浮かんでくるし、
クイーンなら、フレディ・マーキュリーの歌う姿がくっきりと映像で浮かんできます。

しかし、ピンクフロイドはまったく違んです。
もちろん、メンバーの名前と顔も知っているし、
ライブパフォーマンスもDVDで見たことがあります。

でも、ピンクフロイドは自分にとって、完全に音楽の中の一つの概念なんです。
Pink Floydという音(音楽)なんです。

そして、不思議なことに、代表曲というのが浮かんできません。
たぶん、アルバムとして、ピンクフロイドの音楽に親しんでいるからでしょう。
ピンクフロイドで好きな曲は?と質問されたら、即答出来ません。

好きなアルバムは?と聞かれたら即答出来ます。
全部好きですが、あえてベスト5をあげるなら、

1位 「狂気」
2位 「炎~あなたがここにいてほしい~」
3位 「アニマルズ」
4位 「原子心母」
5位 「ザ・ウォール」
です。

「狂気」は、プログレッシヴ・ロックの傑作で、ロック史に残る名盤です。

アルバムの最初から最後まで曲と曲がつながっていて、
アルバム全体で1つのシンフォニーと言える作品になっています。

笑い声、会話、爆発音、時計の針、レジスター、心臓の鼓動などのSEを効果的に使って、
人間の「狂気」を表現した作品です。

エンディングの言葉が実に意味深です。
「There is no dark side of the moon really. Matter of fact it's all dark
(本当は月の暗い側なんて存在しない。何故なら、すべてが闇そのものだから)」

アメリカのビルボード・チャート1973年4月28日付けで1位を獲得。
ビルボード・チャートの200位以内に15年間(741週)に渡ってランクインし続けた
ロングセラーのギネス記録を打ち立てた歴史的なアルバムです。

何故、「狂気」がそのような超ロングセラーとなったのか、
ぜひ一度聞いてみてください。

尚、1995年発表の「PULSE」というライブアルバムで、
「狂気」全曲を通して演奏しています。
ぜひそのそちらも聞いてみてください。



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